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日本のフェリーは北海道から九州まで14航路で運航しています。
フェリー搬送は、患者の容態が安定している場合オススメ
長距離患者搬送でコストが安いのは、フェリー搬送となります。 フェリーはホテルの様な一等寝台部屋があり、プライベートも保てます。デメリットはやはり時間がかかることでしょう。患者の容態が、急変の可能性がある場合などは、海上移送となりますので、柔軟さに欠けてしまいます。
フェリーの客室はまるでホテル
フェリーの客室はホテルの様な仕様に成っているので、落ち着いて医療処置などが行えます。緊急性を要さない患者様の搬送にはユッタリ目的地まで向かう事ができ、病室以上の落ち着きがあるでしょう
車椅子での乗船はサポートがあり、楽々乗船できる
事前に申し込みをしておけば、車椅子での乗船をフェリー会社スタッフがサポートしてくれます。船着場よりフェリーのお部屋まで、楽々移動で特に苦になることはないでしょう。
ストレッチャーで乗船の場合は事前打ち合わせが必要
船内のエレベーターや、客室への通路幅など制限があり、基本的にストレッチャーでの乗船は無理があります。(要航路会社へ確認)リクラインイング式の車椅子に乗り換えて乗船するか、どうしても座位が取れない患者さまは、スクープストレッチャーという機材を使用して乗船する案が良いでしょう
客室までの短時間の移動なので、短時間の座位が取れる方は、車椅子乗り換えが一番スムーズです。
長距離を移動するフェリー搬送は「連携搬送」が基本
出発地と到着地の距離があるフェリー航路搬送は、
出発地の「民間救急事業者で乗船まで」
↓
到着地の「民間救急事業者で下船〜目的地まで」
といったように民間救急事業者の連携搬送で費用を抑えることができます。
付き添い案内に搬送スタッフが同乗することが、トラブル回避に望ましいと思います。
また、患者の容態見守りなどのバイタルチェックや、医療処置など、看護師の同乗も手配されると、より安心、安全にご家族を目的地まで搬送することができるでしょう。