航空機での移送は主に、ANA JALなどを利用して搬送を行います。寝台のまま移送する「ストレッチャー」搬送にも対応しており、医療用機材の持込(※持込には事前申請手続きが必要)や、機内で使用する医療用酸素などの貸出にも対応してくれます。
目次
飛行機で寝たきりの患者や、傷病者を搬送するには
飛行機で寝たきりの患者や、傷病者を搬送するには、ANAやJALなど、大手航空会社を利用してストレッチャーで搭乗することが可能です。(注、医師の許可が出た場合のみ、容態により、使用可能機材など、規定があります)
通常のエコノミー席9席中6席を倒し、そこにストレッチャーを設置して使用します。
飛行機のストレッチャー料金は?
航空会社によって若干料金が違いますが、国内線で概ね5〜7万円程度の料金が必要になり、(ストレッチャー料金のみ)プラス搭乗者の航空券の費用がかかります。
9席潰して5〜7万円程度なので、そんなに高い料金ではないように考えた方が良いでしょう※以前は通常料金の5倍程度していたようです。(国内線)
航空会社にストレッチャー搭乗を申し込むには?
飛行機へのストレッチャー搭乗の場合、通常の搭乗口を通らず制限区域内より搭乗を行います
特別な手続きが必要となりますので、民間救急事業者へ依頼するとスムーズでしょう
飛行機へのストレッチャー搭乗の予約の流れ
- 民間救急事業者へ依頼
- 希望日で飛行機のストレッチャー搭乗の予約可能か?を確認する
- 機内持ち込み機材の申請、医師の診断書(HP)よりダウンロード
- 出発前10日以内に提出
- 航空券予約
- 民間救急事業者との出発空港、到着空港の搬送の打ち合わせ
民間救急事業者の降機 病人、寝たきり搬送料金は?
制限区域内に車両を乗り入れるのは出発の90分前になりますので、それなりに時間が必要になります。
料金については、各事業所により異なりますので、事前に概算料金を確認すると良いでしょう。※中には法外な料金を請求するところもあるので、気をつけてください
民間救急事業者が航空会社と連携して傷病者の方を特別制限区域内より、航空機までご案内いたいます。
ストレッチャーは担架のようなもので、常時仰向けで身体をベルトで固定した状態でのご搭乗となります。ANAの職員さんが細心の注意を図りながら搬入の様子
座席はカーテンで仕切られ、プライバシーも保てます。離着陸時はカーテンを開けなくてはいけない決まりがある
飛行機にストレッチャーで乗ってからの状況
ストレッチャーのサイズは長さ約180cm 幅約40cm 高さ約96cm
ストレッチャーは担架のようなもので、常時仰向けで身体をベルトで固定した状態でのご搭乗となります。座席はカーテンで仕切られ、プライバシーが保たれています。
ストレッチャー搭乗での客室乗務員による対応
機内でのCA客室乗務員の対応は非常に好感が持てるもので、大切なご家族の心配を常に怠ることなく、気遣いしてくれます。その姿を見ると、日本の航空会社のレベルの高さが伺えます。
民間救急で飛行機 病人、寝たきり 搬送を依頼する
都内の民間救急事業所であれば、ほぼどの事業所も患者搬送に対応しており、依頼することが可能です。しかし、中には法外な料金を請求するところや、接客待遇の悪い事業所もあります。事前にそれを把握するには、電話で確認すると良いでしょう。
良い民間救急事業所の見分け方
まずは、電話での対応と料金設定が重要です。判断基準は料金が安いからと言って依頼すると、経験不足のドライバーを派遣したりなど後のトラブルになる事もよく聞きます。
価格目安は通常のタクシー料金+空港介助料金5,000〜10,000円程度が相場のようです